やる気と行動は別もの
■やる気はあるのに動けない
他者から「やる気がない!」「やる気を出せ!」と言われる人でも、実は「やる気」はあるのです。けれども「やる気」はあるのに、行動が生まれません。仕事でも、学校でも、恋愛でも、そんな人々が多い。なぜ動けないのでしょうか。では、どうすれば良いのでしょう。
やる気があっても行動できない3つの理由
■理由1:目標の不存在
理由の一番目は、目標の不在です。例えば、人が喉がカラカラで「水を飲みたい!」と思っていたとしましょう。水を飲みたいやる気は満々です。けれども、もしも人が砂漠の真ん中にいたらどうでしょう。360度、砂ばかり。これでは、人は力なく座っているだけにとどまるでしょう。
これがやる気はあるのに、行動できない状態です。他者から見れば、やる気がない人に見えるでしょう。
けれども、もしも丘の向こうにオアシスがあると知ればどうでしょう。人は、走り出します。そうなれば、誰が見てもやる気がある人に見えるでしょう。
やる気は目標を必要としています。目標があれば行動が出来ます。
■理由2:目標への道がない
目標が示されても、行動できないときがあります。それは目標にたどり着く方法を知らない場合です。たとえば、「この崖を100メートル登ったらオアシスがある」と単に言われても、人は動けません。目標(水)があり、そこに近づく具体的方法を知る必要があります。
しつこいかもしれませんが、具体的方法はここの「技術」があなたに教えてくれることでしょう。
■理由3:失敗への不安
人はやる気を持ち、目標を目指して行動しようとします。同時に、人は失敗を恐れます。心の中で、成功したい気持ちと失敗したくない気持ちがせめぎ合って、成功したい気持ちが勝てば行動を起こし、失敗したくない気持ちが勝れば何もしません。
大切なのは、たとえ失敗しても大丈夫だと思える(状態的に)ことです。リスクがあってもチャレンジできる雰囲気、家庭、職場の風土が求められます。
また同じ環境でも、人によって失敗した時にダメージ予想が異なります。たとえば、失恋したらどうなるかと想像した時に、ずっとは落ち込んでいるとします。この時のダメージ予想の双極は次のとおり。
2,失恋したら人生終わりだと感じる人もいます。
2番、これでは愛の告白などできません。
失敗しても良いというわけではありませんが、1番の失敗しても大丈夫だと思えることが、やる気を行動に移すためには必要な場合があります。
ただ、この「理由3」は少し机上の空論とも言うことが出来ます。それはソレで受け流しても良いと思う次第です。