ピラミッド構造のある一つの法則によれば、その場合、上部のメッセージは実際には下部のメッセージの要約になっているに過ぎません。逆に言えば要約になっていなければなりません。
そして、もちろん上下のメッセージは、縦のグループ化されたもにになります。
この要約とグループ化の関係は、考える最後のプロセスといえるものです。
ページの目次だ。
最後のプロセスを完成させるために
ただ、この1つの法則を完成させるためには次の2点の注意が必要なので、これからその説明を行います。
白紙の主張を避ける
白紙とは、次のようなことをいいます。まず、次の2つの文を比べてみてください。
1,2人共、まずしい亀戸の出身だからである。
2,2人共、亀戸で学んだからだ。
3,2人共、いろいろ同じ人間である。
白紙の主張とは前者のことをいいます。後者はこの記事の題名になっている要約になります。
要約文のほうが論理的に次々と続く情報に頭が準備され、確実といえるのではないでしょうか?
行動の結果を述べる
目的達成のために必要な行動をリストするとします。そのときに不足する行動があるか、無いかは、それは行動によってえられるものを想定するしか方法はありません。
そして、殆どの場合、結果は行動によって決まります。
しかし、この作業はとても難しいです。そこで、3つの方法によってよりわかりやすく表現する方法をささっと紹介します。
- 1,行動を具体的に表現する
- 2,グループを明白な因果関係で構成する。
- 3,一連の行動から「直接得られるモノ」を書く。
例えば、行動を具体的に表現すること考えて見ると次のとおりです。
具体的とは「7月15日までに利益率を10%上げる」といったことです。これにより10%という数字に対する行動が限定され(2%とくらべてより大胆さが必要となる)、7月15日までという期限内でできる行動が選別されます。これにより、とてもリアルな想定が行なえます。