ピラミッド構造には縦の関係と横の関係の2つの構造が存在することは、今までに説明してきました。今回は最後となる3つ目の「導入部のストーリ」についてです。
ページの目次だ。
文書のはじめに書くこと
文章のはじめには、読み手が文章に興味を生じさせるきっかけとなることを書く必要があります。
最初に読み手の興味を引き付けなければ、文章を書いても、その本来の目的が達成できません。つまり、読んでもらえないということです。
そこで、読み手の文章への興味を確実なものにするためには、読み手の疑問に答える姿勢を見せることが重要です。これは、最初に疑問の本質をはっきりさせることにもなります。
導入部ストーリーの例
例えば、文書のはじめにこういったことを掲げるのはどうでしょう。
本文書の目的は、以下の課題につき今後のさらなる検討と討議を行うため意見を集約することにある。
1,~~
2,~~
導入部のストーリーは、読み手に興味が出なければなりません。それは、内容に読み手が知っているだろう事を書くのも1つの技術です。これがピラミッドの一番上になります。すると2段め三段目は既に述べた方法によって自然と連なり、結果的に読み手の疑問にすべて答えるという形に落ち着くことになります。
導入部に大切な事のまとめ
本ページのぶん中からポイントを抜き出し列挙します。おそらく、ここまで読んできたあなたにはこの箇条書きを読むだけで、導入部に大切な事は理解できるでしょう。
- 最初に読み手の興味を引き付け
- 読み手の文章への興味を確実なものにする
- 読み手の疑問に答える姿勢を見せる
- 文章に興味を生じさせるきっかけ
- 読み手が知っているだろう事を書く