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Bー4結局、その人を決定づけるのは能力よりも選択と言えるだろう。

その人はどのような人ですか?

その人はどのような人生を歩んできましたか?

これからどのような人生を送りたいですか?

ページの目次だ。

■能力と選択の心理学

人の人生を決めるのは何でしょうか。親やお金などの環境、それとも容姿などでしょうか。たしかに、それらは人生に影響を与えます。それも決して小さな影響ではありません。けれども、「心理学の研究によれば、お金や環境や見た目によって変わる幸福度は、わずか10パーセントです」<ポジディブ心理学>

親の養育態度によって、子どものパーソナリティが決定されるものではないことも、現代心理学の研究成果です。

さらに心理学の研究によれば、知能の高さよりも、親の財産よりも、美男美女であることよりも、最も大切なのは「自己制御力」だとわかっています。

何を持っていても持っていなくても、自分の特徴を制御して活用していく力こそが、豊かな人生を送るためには大切と言えます。

■能力ではなく選択

1、誰かを殴って強盗しようと思ったとします。しかし腕力が足りない。そんな時は、武器を使えば良いでしょう。悪の仲間を集めても良いでしょう。「誰かを暴力でねじ伏せる」という結果は同じものが得られるでしょう。
2、困っている誰かの荷物を持ってあげようと思ったとしましょう。けれども腕力が足りません。そんな時は、台車を借りてきても良いでしょうし、手伝ってくれる仲間を集めても良いでしょう。荷物を運ぶという結果は同じものが得られます。

1も2も腕力があれば実現可能というところは腕力という能力にかかっていると思います。したがって、腕力という能力がなければ行ことができないと言えます。

しかし、腕力がなくとも、武器を使ったり台車を借りてくるという選択によって結果は同じものが得られます。

これは能力ではなく選択によって人生が決まり変わってくると言えるのではないでしょうか。

能力があるかないではなく、どのような選択をするかが、人生を決めることが多いということは知っておく必要があることでしょう。

なんでも自分でやりたがる人?

なんでも自分でやりたがる人がいます。

その理由が「人に任せられないから自分でやる」ということであれば、その人の人生は限りあるものになる可能性が高いです。

しかし、人に任せることができる人は、その人生は豊かになることでしょう。なぜなら、これこそが”選択”を連続している状態だからです。

確かに、大企業のトップは自らやるのではなく、”選択”していることが多いと感じます。

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